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2008/04/12

バラと私 * ニュードーン *

 春本番となって、庭のバラにもいくつか蕾が見えはじめている。
 満開の桜が散る頃は、バラを育てる人にとって一年中で一番嬉しい季節の到来。
みずみずしい新葉が春風に揺れる様子を、鼻の下を伸ばしながら眺めている人もいるだろうし、「あ、ここにも蕾が!」などとにやにやしている人も多いだろう。
私もそんな一人・・・暇があれば庭に出てバラのご機嫌を伺う。アブラムシやバラゾウムシなどの虫チェックも忘れない。テントウムシやヒラタアブを見つけると、そっとエールを送る。
こうなると、自分はバラの下僕なのではないだろうか?とさえ思える。

 私はバラを育てているが、世に言われている『バラ病患者』とはちょっと違う。『ただのバラ好き』・・・かな。
 今のバラ・ライフに充分満足しているし、バラをこれ以上増やそうとは思わない。今あるバラだけで充分―――というか、それ以上種類をふやしても育てる自身がないのだ。
ただ、庭にバラがなくなったら生きる張り合いがなくなるだろうなぁ・・・とは思う。

 そんな私が一番最初に育てたのは、つるバラ“ニュードーン”。もう10年近い付き合いだ。
 当時私は庭をこつこつ整地しては草花を植えていた。そんな時、ご近所のバラ好きの方から“ニュードーン”の切花を数本いただいた。『挿し木したら根付くかもしれないよ』と、彼女が庭から切ってきてくれたものだ。
 私はその頃バラにまったく興味がなかった。『バラは肥料喰いで病気に弱く、農薬を大量に使わないと綺麗に育てられない』というイメージがあったのだ。しかしその切花は『遠慮しておきます』と断る事ができないほど綺麗でいい香りがしていた。私はその花をありがたくいただいて、鉢に適当に(^-^;)挿しておいた。
 結局“ニュードーン”の挿し木は全て根付き、無農薬でその上肥料もろくに施さなかったにもかかわらず、2年目の春にはフェンスいっぱいにふっさりとしたパールピンクの花を咲かせてくれた。

 思えば、最初に育てた“ニュードーン”が、私をバラ好きにさせてくれたのかもしれない。大雑把な私でも立派に咲かせる事ができる健康優良児タイプのバラだったのだ。
 もしこれが育てにくく病気がちで花があまり咲かないような難しいバラだったら、私は一生バラ好きにはならなかっただろうな。
Nd0412
 “ニュードーン”は今年も、トゲだらけの幹から艶やかな新芽をわさわさ出して、咲く気満々に見える。
 私をバラの世界へ導いてくれたバラ・・・これからもよろしくね。

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「ガーデニング」カテゴリの記事

コメント

今日は
よいお話を読ませていただきました
私はてっきり
どっさりと農薬と肥料と・・と思っていました
数日前から仕事でオジャマするお宅の薔薇たちも
つぼみを持っているところが増えています
声をかけると
同じようなことをおっしゃる方が何人かいらっしゃいます
それとは反対に
色々な苗を購入されたものを配達するお宅もあります
でも、綺麗に咲かせていたり
花が「私をみて!」とキラキラしているのは
さて・・どっちでしょうか~

投稿: kikikibi | 2008/04/12 20:52

** kikikibiさん、こんばんは **

> 数日前から仕事でオジャマするお宅の薔薇たちも
> つぼみを持っているところが増えています
いいですね~♪
私も散歩の時にバラのあるお宅の前を通ると、ついつい見てしまいます。

『バラ=農薬』といのは一昔前の常識なのかもしれませんね。今は無農薬とまでいかなくても、農薬の量を必要最小限にとどめて育てていらっしゃる方も多いようです。
私の場合は薬に弱い体質なので、仕方がなく農薬を使わないで育て始めたのですが、それでもバラたちは元気に育ってくれるものです。もしかしたら我が家にあるバラたちは元々病気に強い品種が多いのかもしれません。また、庭の日当たりや風通しなどの環境もバラ向きなのでしょう。
もちろん無農薬では花屋さんに出荷するようなパーフェクトなバラは咲かせられないのですが、庭で鑑賞する分にはほとんど気になりません。
時々毛虫とコンニチハ!・・・なんて事もありますが(^-^;)、それもだいぶ慣れました。

農薬とは別に、肥料は月に一回しっかりやっていますよ。
なるべく土を細らせないように有機肥料と名のつく物をあげていますが、それも安売りしている時に買ってくるので決まったメーカーの品ではなく、そのへんかなりいい加減です。
そんなふうに育ててもそれなりに育ってくれる・・・バラってありがたいですね。
バラも本来は自然の植物。強く育てれば強く育つということでしょうか。

投稿: misao | 2008/04/12 21:36

misaoさんのファースト・バラは「ニュードーン」だったんですね。しかも挿し木で付いたもの。。
それが、今ではこんなに立派になって(過去の写真見ました) 病気知らずのように見えるし どんな育て方なのか 興味深く読ませていただきました。
私は今年で3年経つのですが、まだまだ分からないことだらけ・・・、手探りで育てています。
去年から地植えのバラもあり 1年でもその成長ぶりはすごいです。
今 やっと小さな・小さな蕾も見れますが、本当に庭に出るのが楽しいです。^^*
だんだんと我が家の土に慣れて、しっかり根を張り
大きく育ってくれれば おのずと病気も少なくなるのかな・・・、と思いながら 無理のない範囲内で消毒やら肥料をやってます。
増やすまい・・・、と思ったのですが 今日また新しいバラが届きました♪

投稿: マウンチョ!! | 2008/04/13 21:25

** マウンチョ!!さん、おはようございます **  

ニュードーンの写真は一昨年のものなのですが、去年もたくさん咲いてくれました。
本当に丈夫な品種で、特別な事は何もしなくても花がいっぱい咲いてくれます。
ただかなりの暴れん坊なので、広い場所がないとおいそれとは育てられませんね。

> 私は今年で3年経つのですが、まだまだ分からないことだらけ・・・
私もまだまだ・・・横着者なのでなおさらかも。
ネットのお仲間やご近所の花好きの方々と情報交換をしながら、試行錯誤の連続です。
それに庭の環境も様々ですから、自分の庭に合った育て方というのもありますし・・・
植物を育てるのは、なかなか教科書どおりには行きませんよね。

> 無理のない範囲内で消毒やら肥料をやってます。
そうですよね。一番大切なのは『花を楽しむ事』なのですから、ある程度薬品の力を借りて合理的に育てるのもありですよね。
無農薬や有機栽培にこだわりすぎ、毎日目を皿のようにして虫や病気を探しているのでは本末転倒の恐れがあります。(←これはお友達の受け売りです)
私の場合は薬に弱い体質なので『虫食いを見ないふり』する事で肩の力を抜いています。

> 今日また新しいバラが届きました♪
いいですね~♪いったいどんなバラかな?
自宅の庭にはもうふやさないつもりでも、皆さんが心を込めた自慢のバラを見せていただくのは大好きです!

投稿: misao | 2008/04/14 08:54

バラ作りのはじめが、挿し木からですか。
適当に刺しておいて根付くとは元気な枝だったのですね。
2年でフェンス一杯に育つなんて、すごい成長です。
手入れがそれほど要らないバラ、信じられません。
ガーデニングが出来るようになったら、バラの第一候補ですね。
でも、きっと、misaoさんの愛情に答えてくれているのですよ。ただのズボラでは植物達に嫌われてしまいますから。
無農薬だから、健康的な苗になるのでしょう。
虫にも寛大なのは自然を大切にしているからなのね。

投稿: ジュリジュリ | 2008/04/16 20:58

** ジュリジュリさん **

> ガーデニングが出来るようになったら、バラの第一候補ですね。
病気に強く育てやすいという面では、とてもおすすめです。ただ、かなり生育の良い暴れん坊なのでそのあたりが要注意かもしれません。つるバラの場合、毎年出る剪定くずの量は半端ではありませんから。(そのかわり花の量もたっぷりですけどね♪)

育てやすさももちろん大事な要素ですが、バラの場合は特に、花色・香り・姿・名前・一季咲きか四季咲きかなど、選ぶ要素はいっぱいあります。
初めて育てる記念のバラ、じっくり選びたいですよね。
私の一押しは――あ・・・ダメだ、全部おすすめになってしまう・・・

> 虫にも寛大なのは自然を大切にしているからなのね。
そう言っていただけるととても素敵に聞こえますが、本当のところは単に田舎育ちだからなのかもしれません。子供の頃から虫に慣れ親しんで育ったせいもあるでしょう。
とはいえ、苦手な虫ももちろんいます。大型のクモなどとはいまだに友達になれませんし、毛虫も箸でつままないと処理できません。
野鳥たちが残さず食べてくれたら言うことないんだけどなぁ・・・

投稿: misao | 2008/04/17 09:45

こんばんは♪
バラ好きには、確かに今の時期が一番わくわくするかもしれませんね。
まだ病気や虫の害が出ていない柔らかな葉っぱ、顔を出し始めた蕾たち。
いくら眺めても飽きることはありません。

misaoさんのバラとの向き合い方、素敵だと思いました。
私も初めて育てたバラはクイーンエリザベスだったので
(剪定も消毒も、施肥すらしてなくても咲いていました。)
バラは難しいとか弱いといったイメージはなかったです。
結構気楽に育てているかな、と思います。
これからは1本1本のばらの特性をより詳しく知って
そのバラにあった手入れを出来るようにしたいと考えています。

投稿: 葉月 | 2008/04/18 00:36

** 葉月さん、おはようございます ** 

> いくら眺めても飽きることはありません。 
ふふ・・・葉月さんもこの時期庭に出る時間が増えているのでしょうか。
今日はあいにくのお天気ですが、雨が上がればとりあえず庭――ですよね♪

葉月さんの初めてのバラはクイーンエリザベスですか・・・
私も花は何度か見た事があります。(お隣さんの庭にもありますよ)
切花にもよさそうな豪華な花が毎年咲きますが、そんなに丈夫なバラだとは知りませんでした。

> 結構気楽に育てているかな、と思います。
やはりはじめの一歩って大切なのですね。
肩の力が抜けると、バラを育てるのも楽しいですよね。

> これからは1本1本のばらの特性をより詳しく知って
それってとても大切な事かもしれません。
バラも種類によって育て方が違ってきますから、やはり勉強しなくてはいけませんよね。
でも、好きな事の勉強は不思議と苦になりません。
今はネットというものがありますから、高いお金を出して園芸書を買わなくてもいい・・・便利な世の中です。

投稿: misao | 2008/04/18 09:08

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